来年2024年春、「普通科」が「文理共創科」に!

八幡高校の「普通科」が、来年2024年度(令和6年度)から「文理共創科」に変わることが決定しました。
八幡高校は過去5年以上にわたって、『教科科目横断型授業』と総合的な探究の時間『夢現∞プロジェクト』などの教育改革を進めてきました。これらの取り組みや実績が認められ、令和4年度には、文部科学省の「新時代に対応した高等学校改革推進事業」(普通科改革支援事業)の対象校(令和4年度の指定校は全国20校)に指定されています。今回の学科改編はその文科省の指定校としての取り組みになります。
(文科省の「新時代に対応した高等学校改革推進事業」についてはこちらをご参照ください)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/1366335_00003.htm

『教科科目横断型授業』とは、一つのテーマを複数の教科から捉えて考察する学びです。例えば、「保健体育×物理」、「英語×化学」、「国語×数学」、「生物×公民×英語」などなど。保健体育×物理では、サッカーボールを遠くに蹴るためのキックの動作を、力学的に考察します。

また、『夢現∞プロジェクト』は総合的な探求の時間です。企業や大学等と連携をしたSDGs探究活動で、社会課題を発見し、その課題解決を目指して探求し発表します。文系・理系のクラスをまたがったチーム編成で、調査や分析、ディベート、資料作成、プレゼンテーションなどを行います。2021年に開催された北九州市高校生SDGs選手権大会ではSDGs大賞も受賞しています。

今回の学科改編は、単に名称が変わるだけではなく、生徒の多様な能力・適性、興味・関心等に応じた学びを実現する高等学校として、より特色・魅力を持った学科に生まれ変わるという意味を持っています。しかも通学区域は、現在の第3学区から北九州地区(第1、第2、第3学区)に拡大されます。理数科と同様、多くの生徒が八幡高校に通うことができるようになります。

体育大会や予餞会、文化祭、修学旅行など、八幡高校は授業以外にも伝統行事を通して成長の土壌はありますが、今回の学科改編によって、八高生はさらにたくましく生きていく力や社会を創造する骨太の学力、社会をしなやかに変える力を身に付けていくものと思われます。

わたしたち誠鏡会の同窓生も、八幡高校の今後のさらなる飛躍を期待し、母校をますます力強く応援していきたいですね。八高、ファイト!